2010年11月11日木曜日

大学というところ~講義編2

 HARVARD白熱教室に比べるとインパクトは劣るが、毎週楽しみな一つがこの授業である。

サンゴの化石のスケッチ。

いっておきますが、美術の時間ではありません。

立派なSCIENCEの授業なんです。

古生物実験というタイトルの授業で、なんと2コマ連続(大学の実験はたいてい2,3コマぶっ続け)、つまり3時間みっちり、WOW!!

ちなみに教官からいただいたお手本はこちら

(お手本・アンモナイト)
真似できませんね…神が買ってますNe!



といって引き下がるわけにもいかないので僕はそれなりに頑張ってみた。

カリカリ…
ビカリア

ブンブクウニ

アンモナイト



どうだ!!

あ~駄目だ、点描のルールが守れていませんね、一番下の奴は。

あんまり上手には描けませんが、コツをつかんできたので、メモ程度に入れておきます。

Step1:観察する。この間最低でも15分は使う。言葉でその化石を表現できるようになるまでじっと観察する。ちなみにアンモナイトは20分、ビカリアは25分観察したことが書いてあった。

Step2:step1を踏まえて描く。するとさらさらと描くことができる。ちなみにどのスケッチも所要時間は10分以内。最長がビカリヤで9分であったとスケッチの裏面に書いてあった。

Step3:休む。きちんと休憩はとりましょう。


 ちなみに時代区分は適当です。あしからず。あれ?三葉虫やベレムナイトは無いの?という方、ご勘弁を。全部は描ききれませんでした。


グラデーションはこういう学術的なスケッチには使わないのが常識。濃淡は点描を用いて、つまりドットをたくさん打って暗さを出し、明るい部分はちょっとだけドットをうつという手法をとる。


 この授業、副数人の先生が担当しているのであるが、昔、授業中に抜け出して京都市動物園まで出かけて実際に生きている動物を撮影して骨格標本を作ろうとたくらんだりと色々とアグレッシブな授業であるようだ。


 この授業の締めくくりには、博物館実習というものまで含まれている。博物館の裏を見ることができるのだ。


 そもそも僕が勉強に興味をもった最初のきっかけは、幼いころ知り合いの先生にもらったアンモナイトと琥珀の化石だったのかもしれない。もらった当時は夢中で一日中眺めていた記憶がある。たかが石ころなれどやはり化石は素晴らしい。

 どこで道を誤ったか、今、専攻したいものは数学と地球物理という変遷を遂げてしまった。

 興味というものは恐ろしい。勉強への抵抗が無くなってしまうのだから。
 きっかけは小さいころの影響が大きいようだ。

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